過去のブログ
ブログ
手作り袋が大好きな6歳のフェレットのルーちゃん。
2016-02-17
左の写真:6歳になるフェレットのクーちゃん。
右の写真:最新のフェレットの「コロナウィルス」の文献。
熱中症で来院しました。
意識が混濁していてクライアント様も諦め状態。
一生懸命な治療で見事回復してとても元気になりました。
手作りの袋がとても大好きでとても可愛いくておとなしいクーちゃんです。
さて今日のお話はフェレットの「コロナウイルス」。
私が初めてハートランド動物病院を開業したのが21年前。最初に診察したのが
赤い目をした白いフェレットでした。
学会で初めてフェレットを発表した時本当に困ったことは世界中において「家庭飼育におけるフェレット」の文献がほとんどないことでした。頭が痛いこと・・・。
1993年のフェレットの文献を拝見した時まず思ったことがありました。
そう言えば学会の時に質問しましたが
「今フェレットのコロナウィルスも犬のコロナウィルスも変な動きをしていますが何か気づいた点はありますか?」という質問。
答えは「解りません。」でした。
日本におけるフェレットのコロナウイルスにり患したフェレットは1993年の文献に書かれている以上に重篤な症状が多いと気付いたこと。その当時私は大学でも、クライアント皆様にも注意を促しておりました。
コロナウィルス=グリーンウィルスと言われており糞便が緑色になるのが特徴。
でも軽度の腸炎でも緑色になる時があるのであわてないことですが、やはり来院することが賢明だと思います。
近年コロナウィルスは猫伝染性腹膜炎に似た臨床症状を示すと報告されたので、私はやはりと思っていました。
現在「フェレット全身性コロナウイルス」と呼ばれております。
また別の項目で詳しく解説致します。
やはり一番は「早期発見」「早期治療」と「予防獣医学」がもっとも大切だと思います。
◎フェレットの予防として
可愛いフェレットの為にも是非とも予防の実施をお願い致します。